小声日記

初めてのpython、編み物、日々考えることなど

人生 何を準備したらいいか考えている


就活中です。

いろんな人のお話を聞いて、あれもこれもみんな大人の人が色々駆け回ったり作ったり手配したりお話ししているからこの世に生まれて存在しているのかと、驚くことばかりです。身の回りにあるものは全然当然存在しているものではないんだなあという実感を改めてしています。人間社会すごい。

 

就活始めて、一番気持ちとして変わったことは働くことは人生の墓場じゃないんだなっていう感覚です。なんだか知らないけれど、すごくネガティブだったんです。学生生活は遊んでおけとか、大人になったら時間がなくなるからとか、これまで学んできたことは一切活かされない世界になるとか、学び続けなければ生きていけないとか、とても正しいんですけど、でもそれが全てではない言葉に翻弄されていて、社会すごくしんどそうだなあと思っていたんですね。そのしんどさをいかに回避していくかのゲームみたいな。学生までで基礎点をいくらためておいてすり減って0になるまで頑張るゲームみたいな。

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でもなんか、いろんな企業で働いている人とか働き始めた友達の話とかを聞いていると、それだけではないようで。

スキルをつけるとか、誰かの役にたつとか、言葉をかけられるとか、いろんな人と話すとか、そういうこともできるみたいだし。もしかして悪いことだらけではなく、人生は進んでいくんですね?という気がしてきました。

よくよく考えれば、私の親だってそうやって生きてきているはずなのに、どうして見えていなかったんだろう、と思って親にも仕事の話を聞いて見ると、親としてみていた人がまた新しく一人の仕事に向き合う人として見えてきて、人って奥深いんだなと思います。私が考えているよりもずっとずっと考えている。

友達と話してても、いろんな思いがぶわっとあるっていうのがわかるし、そこでしっかり働いているんだなっていうのがわかる。あと結構すごいと思うのは、そこで不満点があったとしても、どう直せばいいかわかっている人が多い。でも組織的な問題だから他の人の協力が必要で直せなかったりして、そこが辛いんだと思うんだけど、そこがわかってるってことはもうあとちょっとだから、それが本当にすごいと思う。みんな起業できるじゃんって思う。

そして考えているだけじゃなくてそれを具現化して行ける人たちが世の中にいるんだということに気づきました。すごい、本当にすごい。

世の中にはすごい人がいっぱいいて、私も少しずつ近づいていくのに時間をかけていいんだなと思うと、少し明るくなってきました。もう終身雇用は信じていないから、社会に出たら一つ一つの経験を大切にしていきたいし、もし自分ができることがあるなら動いて改善していきたいなと思っています。そうやって自分が納得できるように進めたら幸せだなと思いますけれど、思い上がっているのでしょうか。

 

ところで、言葉尻を捕まえると、すごいという言葉は諦めの象徴になってしまうのでしょうか。私はこの文章を、自分の思いを言葉にして表現して、公開できる人はすごい、という思いから書いています。最近、何であってもこだわりを持って自分を表現することは尊いのだとやっと気づきました。オタク活動で絵を描いて公開してみるとか、かなり恥ずかしかったんですが、こういうことに気づくきっかけになれたので何をしていても良いんだなと思います。そうやって世界を見ると、なんだか解像度が上がった気がします。視力は落ちてるんですけど。はっきりと物事が見えて、鳥が飛んでるとか虫がいるとか空気が暖かいとか、お花の色が鮮やかだとか、すごく気持ちのいい情報として自分の中に入ってくる感じがします。

去年は、友達と桜を見に遠出しました。今年は忙しいのかなと思ったけれど、なんとか行けるかもしれない。今年も桜を見れたらいいなと思いながら。

 

今週のお題「桜」